《用語解説 6》加減速とは


より一層Knowsを使いこなして貰う為、今回は用語解説を行います。

■テーマ
今回は加減速です
速度の変化の値です。
陸上の中距離の様な等速で走っている競技とは異なりサッカーの試合では
加速(走る)減速(止まる)を繰り返します。
この加速・減速の数値をそれぞれ3段階(Z1〜Z3)に分けてカウントします。
加速減速ともにZ3が高強度、つまり急加速・急減速(急停止)となります。

■数値の利用
それでは、この数値をどう活かすか?
『急激な加速や減速をした回数』を見る事で得られることは
筋肉の疲労の目安とすることが出来ます。
加速・減速ともにそれぞれの動きによって負荷がかかる筋肉が異なります。
加減速に関しては太もも、ふくらはぎ、あとは股関節に影響が出ます。

※WEB専用ページまたはアプリ(アップロード後)でも閲覧可能です。

■指標
プロ(Jクラブ)の数字は(ポジション等によって異なります)
1試合で急加速・急減速の数値を示すZ3の回数は、合計40〜50回程になります。
強豪高校であれば、合計40回前後となります。

身近な自分の数値に落とし込んだ場合
例えば、以前までのゲームでは加速と減速の回数がバランス良く出ていたのが、
加速はできているが極端に減速ができていない場合においては
障害発生の前兆である可能性もあるかもしれません。
休息をとる・交代浴・アクティブリカバリー・ストレッチ・
栄養補給や睡眠等を工夫する事をおススメします。

また素走り(ボールなし)は速いが、試合で活かせてない方は
ストップ・減速動作を鍛える事をおススメします。

■オススメトレーニング

個人でできるトレーニング方法としては、スクワットやランジ動作で基礎筋力の強化をし、
ウォーミングアップの時に行えるこちらの方法がおすすめです。(動画参照)
全体トレーニングでは25~30m×15~20mのピッチサイズでの3vs3を
短い時間(3〜5分)行うと加速・減速回数が出やすいです。
休息を挟み何セットか行うのがオススメです。それにより負荷の耐久性の把握にもつながります。

例)
3セット目まではしっかりと加速・減速回数が出ていたが4セット目は回数が著しく減少した。
トレーニングを継続した結果5セット目まで回数が維持できるようになったなど
体調や栄養状態や体脂肪率も関係してきますので、試合で活かせてない場合は
この様なことも試してみては如何でしょうか。

■監修 河合学
 Twitter:サッカーと福祉とITと「@KawaiManabuhttps://twitter.com/KawaiManabu

過去の用語解説はこちら
・リカバリー回数
・乳酸参考値
・根性値
・HI
・SI

皆様のお声で用語解説も随時更新して参ります
Tスタッツ公開が用語解説の案内がいち早く届く公式LINEも運用中です。
ご希望の用語解説などがございましたら、是非お声をお聞かせ下さい。
次回もお楽しみに!

Twitter公式:「@Knows2018https://twitter.com/Knows2018
LINE公式:「 Knows計測中https://lin.ee/vjHXDhq
IInstagram公式:「@knows_keisokuchuhttps://www.instagram.com/knows_keisokuchu/